はじめに|画像が自動で「わかりやすい名前」に変わったら便利じゃない?
- 「IMG_1234.jpg」「DSC0001.jpg」みたいな意味のないファイル名…
- 後から見返すと、中身が何かぜんぜん分からない
- 毎回手動でリネームするのも面倒…
そんな悩み、AIとノーコードで自動化してみませんか?
今回は、ノーコード自動化ツール 「Make(旧Integromat)」と
AI(ChatGPT API)を組み合わせて、
OneDriveの特定フォルダに画像を入れたら → ChatGPTが内容を判定して自動リネーム!
…という仕組みを作った事例をご紹介します!
使用ツール・技術
ツール名 | 用途 |
---|---|
OneDrive | 画像ファイルの監視と保存 |
Make(旧Integromat) | ワークフロー自動化(ノーコード) |
ChatGPT API(GPT-4または3.5) | 画像の内容を判定・命名 |
MakeはMicrosoft 365やOpenAIの連携モジュールが揃っていて、初心者にも扱いやすいのが特長です!
自動化フローの全体像

フロー詳細
① OneDriveモジュールで「フォルダ監視」
- トリガー:「Watch Files/Folders」
- 対象フォルダ例:【/画像/未分類】
② 画像ファイルをMakeにダウンロード
- 「Download a File」で画像ファイルを取得
③ ChatGPTに送信(OpenAIモジュール)
- プロンプト例:
以下の画像は何が写っていますか?5〜10文字程度の短いタイトルをつけてください。 (例:「ネコの顔」「お弁当」など)
- 添付画像をgpt-4o-miniなどで解析
- レスポンスから命名候補を取得(例:「青空と公園」)
④ ファイルを自動でリネーム
- 元のファイルを 【
新しい名前.jpg
】に変更 - 既存ファイルと重複しないように連番・日付なども組み込み可能
こんなふうに使える!
シーン | 利用例 |
---|---|
写真整理 | スマホやカメラからアップロードした画像に、自動で説明をつける |
デザイン業務 | 画像素材の整理。中身の特徴からAIが命名 |
現場写真 | 工事現場・現地調査の記録写真を内容ベースで分類 |
EC商品撮影 | 商品画像を自動でカテゴリ名や商品名に変換して保存 |
領収書整理 | 領収書の内容から、サービスや支払日などで分類 |
この仕組みの良いところ
- ノーコードで組めるのでプログラミング不要
- AIでわかりやすい名前が付けられる
- OneDrive+Makeだけで動作、既存環境と連携しやすい
- 他にもGoogleドライブやスマホアプリなども対応していて、応用が簡単
注意点・工夫ポイント
- OpenAI APIの利用にはOpenAIアカウントが必要
- リネーム処理は競合を避けるような工夫(例:日付+通し番号)がおすすめ
- 画像の内容が曖昧な場合、抽象的な名前になる可能性も
まとめ|手間だった画像整理が「見るだけでわかる」ファイル名に
「IMG_1234.jpg」より、「ネコがソファで寝ている.jpg」の方が圧倒的に探しやすいですよね。
AIの力を使えば、そんな名前付けも自動化で楽ちんに。
- ノーコードツール(Make)
- AI(ChatGPT)
- クラウドストレージ(OneDrive)
これらをうまく組み合わせれば、まるで人が手で整理したようなスマートな仕組みが簡単に実現できます。
ご相談ください|AIとノーコード自動化で業務をもっとラクに!
- MakeやPower Automateを活用した自動化の支援
- OpenAI APIやChatGPTとの連携構築
- 画像分類・メール処理・勤怠管理などへの応用
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