通常のPingやSNMPによる監視ではなく、ESXi上のログファイルや特定のコマンドの実行結果を取得しZabbixで監視を行いたいとの要望を受け、弊社で対応させていただきました。
今回のケースではZabbixのSSHエージェント機能を活用することでお客様の要件に沿った監視を実現しました。
プロジェクトの背景と目的:
要求として、ESXiの監視において、PingやSNMPではなく、より柔軟で特定の情報を取得し監視する必要がありました。
ESXi用のAgentが存在せず、Zabbixの標準であるVMware Collectorでは要件を満たすことができなかったため、SSHエージェントによるコマンドの結果取得と監視が求められました。
提案と実装:
我々は、SSHエージェントを活用して、ESXi上で必要なコマンドを実行し、その結果をZabbixで監視する方法を提案しました。
これにより、通常の監視手法では得られない詳細な情報を取得し、システムの健全性を確保することが可能となりました。
また、単純な監視だけでなく、Zabbixのディスカバリールールを活用して、自動的に新たなリソースを発見し監視対象とする仕組みを構築しました。
これにより、継続的な監視を実現しつつ、新たな監視対象の追加や変更にも柔軟に対応できる環境が構築されました。
成果と利点:
このプロジェクトにより、ESXiの監視が従来よりも柔軟かつ効果的に行われるようになりました。
Zabbixを用いたSSHエージェントによる監視により、コマンド実行結果やログファイルなど、様々な情報を監視することが可能となりました。
また、ディスカバリールールにより、新たなリソースの追加や変更にも自動で対応できるようになりました。
顧客の要求に適切に応え、システムの安定性と可用性を確保するための監視システムを構築しました。