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【もう迷わない!】ビジネスチャットで“やりとりミス”を防ぐ書き方と送信前チェックポイント

はじめに|そのメッセージ、本当に伝わっていますか?

Aさん
昨日の件、よろしくお願いします!
Bさん
……昨日の件ってどれだっけ?

オフィスでもリモートワークでも、いまや欠かせないビジネスチャット。
しかし、“ちょっとした書き方の違い”で、伝わるはずの内容が誤解されたり、返信が遅れたりすることは意外と多いものです。

今回は、そんな「ビジネスチャットでのやりとりミス」を防ぐための、基本ルールと送信前の確認ポイントをわかりやすく紹介します。
ITに詳しくない方でも、今日からすぐ実践できる内容です!


1. ビジネスチャットで起きやすい“やりとりミス”とは?

チャットはメールより気軽に使える反面、「曖昧さ」「スピード」「感情の見えにくさ」がトラブルの原因になります。

よくあるミス例

  • 内容が曖昧
    • 「あれ、お願いします」など、対象が不明確。受け取る側が混乱します。
  • 伝達が抜けている
    • 添付やリンクを忘れて「これ見てください!」だけ送る。
  • トーンの誤解
    • 絵文字や敬語の使い方で「怒ってる?」「冷たい?」と誤解される。
  • 返信のタイミング
    • すぐ返すべき内容を後回しにして、対応漏れに。

チャットはスピード感が命ですが、「送る前にひと呼吸置く」ことが大切です。


2. ミスを防ぐ“伝わる書き方”の基本ルール

① 結論ファーストで書く

冒頭に「何を」「どうしてほしいのか」をはっきり伝えましょう。
たとえば:

❌「資料を確認いただけますか?」
⭕「明日の会議資料を確認し、修正点があれば17時までにお知らせください。」

相手が読む時間を短縮でき、タスクの優先順位も分かりやすくなります。


② 長文よりも“見やすく区切る”

長い文章はスクロールされずに埋もれがち。
改行や箇条書きを活用し、ポイントごとに整理しましょう。

✅ 例:
明日のミーティング準備について
・資料ドラフトを共有しました(下記リンク)
・各担当者はコメントを15時までに記入
・最終版は私が取りまとめます


③ 主語と対象を明確に

「それ」「これ」「あの件」などは避け、具体的な言葉で。
複数の案件が同時進行している場合は特に要注意です。

❌「前回の件、修正お願いします」
⭕「Webサイト更新(3月版)のバナー画像修正をお願いします」


④ 敬語・トーンを整える

チャットはカジュアルでも、ビジネスでは「丁寧すぎず、軽すぎず」が基本。
語尾の「〜です」「〜します」を意識するだけで印象が変わります。
柔らかさを出す場合は、文末に「!」を加えるよりも「お願いいたします☺️」など絵文字を最小限に活用するのも◎。


⑤ “通知が多い人”への配慮も忘れずに

@メンションやALL通知は便利ですが、頻用すると逆効果。
「本当に全員に必要か?」を考えてから送信しましょう。
必要な人だけを指名することが、結果的に全体の効率を高めます。


3. 送信前に見直したい5つのチェックポイント

送信ボタンを押す前に、5秒で確認!

  1. 目的は明確か?
     → 「何をしてほしいのか」が一文で言えるか確認。
  2. 主語と対象ははっきりしているか?
     → 「どの件のこと?」と聞き返されないか。
  3. 読みやすく区切られているか?
     → 一文が長すぎないか、改行はあるか。
  4. トーンは適切か?
     → 無意識に冷たい印象を与えていないか。
  5. 添付・リンクを忘れていないか?
     → 「あっ、添付し忘れた…」を防ぐ最終確認。

このチェックを習慣化するだけで、チャットの“伝わり度”が格段に上がります。


4. 効果的なチャットの使い分け方

チャットツールには多くの機能がありますが、うまく使い分けることも大切です。

■ 個別チャット:相談・確認

ちょっとした確認や個人的な依頼は、個別チャットで。
ただし、決定事項や共有事項は必ずチャンネル・グループ内でも共有しましょう。

■ グループチャット:議論・共有

複数人が関わる内容はオープンな場で。
「あとで誰かが見返しても分かるように」書くのがポイントです。

■ スレッド機能:話題の整理

同じテーマ内でやり取りをまとめると、後から見返すときに便利。
「どこで何を話してたっけ?」を防げます。


5. ありがちなトラブルと防止策

トラブル例原因防止策
「返信がない!」相手が通知を見落としているメンション(@名前)を適切に使う
「誤送信してしまった…」宛先確認ミス下書きで見直し、送信前チェック
「トーンが冷たく感じる」絵文字なし・端的すぎる感謝や補足を一言添える
「内容が埋もれた」スレッド分散・情報過多重要な内容はピン留め機能で固定

6. 企業やチームでできる“チャット文化”の整え方

個人の工夫だけでなく、チーム全体で共通ルールを作ることも大切です。

  • 返信ルールを決める
    (例:24時間以内にリアクション or 既読スタンプ)
  • 情報整理の基準を決める
    (例:完了したタスクは「✅」リアクションで明示)
  • テンプレート化する
    よく使う依頼文や報告フォーマットを用意しておくと効率的。

ALESIANでは、こうした“社内デジタルコミュニケーション整備”の支援も行っています。


まとめ|“伝わるメッセージ”がチームの生産性を上げる

  • ビジネスチャットはスピードだけでなく、正確さも大切。
  • 書き方・見直し・ルール作りを意識すれば、やりとりミスは大幅に減らせます。
  • 一人ひとりのちょっとした工夫が、チーム全体の信頼につながります!

ご相談ください|「チャットのやりとりミスを減らしたい」「社内でチャットの書き方を標準化したい」そんな時に

  • 社内のチャット運用ルールやマナーを整理・可視化したい
  • 部署ごとのチャット文化を統一し、スムーズな情報共有を実現したい
  • 新入社員やリモートメンバーにもわかる「社内チャットガイドライン」を整備したい
  • メッセージ誤送信や通知トラブルなど、ヒューマンエラーを減らしたい
  • チャットツールの導入から運用まで、まとめて相談したい

当社では、「困った時に駆け込める、情報システムのかかりつけ医。」として、幅広くサポートいたします!
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