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【なぜこんなに強い?】隣の家のWi-Fiがやたら強いのはなぜ?

はじめに|「うちのWi-Fiより隣の電波の方が強い…?」

Aさん
うちは光回線なのに、なんで隣の方が速いの?
Bさん
電波が強い=良いWi-Fiってこと?

夜、スマホのWi-Fi設定画面を開いたとき──
見覚えのないSSID(Wi-Fiの名前)がズラリと並び、その中に「隣の家のWi-Fi」らしきものが表示されていて、しかも自分の家より電波が強い
そんな経験、ありませんか?

今回はそんな“今さら聞けないけど気になる”疑問を、やさしく分かりやすく解説します。
この記事を読めば、自宅のWi-Fi環境をちょっと良くするヒントも見つかるかもしれません!


1. Wi-Fiの電波が「強い」とはどういうこと?

まず、Wi-Fiの「電波が強い」とは何を意味するのでしょうか。

Wi-Fiの電波強度は、スマホやPCが受け取る電波の届きやすさ・安定性を表しています。
電波が強ければ、通信が途切れにくく、速度も出やすい傾向があります。
ただし、「電波が強い=速い」とは限りません!

たとえば、電波は強くてもインターネットの回線(光やモバイル)が遅ければ、体感速度は上がりません。
つまり、Wi-Fiは“電波の道”であって、“道の先の道路(=回線)”の混み具合も大事なのです。


2. 隣の家のWi-Fiが強く見える理由

それでは本題。なぜ「隣の家のWi-Fi」が強く表示されるのでしょうか?
理由はいくつか考えられます。

理由①:Wi-Fiルーターの設置場所が良い

Wi-Fiルーターは家のどこに置くかで電波の届き方が大きく変わります。
壁や家具、電子レンジなどがあると電波が遮られるため、家の中央・高い位置・開けた場所に置くのが理想です。
一方、隣家のルーターがあなたの部屋の壁のすぐ向こうにあると、電波が強く届くことがあります。

💡ワンポイント:ルーターを床やテレビ台の裏に置くのはNG。できれば目線より上に!


理由②:使っている周波数帯が違う(2.4GHz vs 5GHz)

Wi-Fiには主に2.4GHz帯5GHz帯という2種類の電波があります。
それぞれ特徴は次の通りです。

周波数帯特徴長所短所
2.4GHz電波が遠くまで届く壁に強く、安定家電や他Wi-Fiと干渉しやすい
5GHz高速で混雑に強い通信速度が速い壁に弱く、距離が短い

隣の家が2.4GHz帯を使っていて、自分が5GHz帯を使っていると、距離の関係で「隣の方が強く見える」ことがあります。
逆に、距離が近ければ5GHzの方が圧倒的に速いです。


理由③:ルーターの性能が高い

近年のルーターは性能が格段に進化しています。
「Wi-Fi 5」「Wi-Fi 6」「Wi-Fi 6E」などの規格があり、最新のものほど同時接続数が多く、通信が安定します。

古いルーターを使っていると、電波の飛距離や強度が弱いだけでなく、セキュリティ面でもリスクがあります。
隣の家が新しいWi-Fi 6ルーターを使っていれば、電波が強く表示されても不思議ではありません。


理由④:チャンネルの混雑

Wi-Fiは、同じ周波数帯の中でも「チャンネル」と呼ばれる細かい帯域を使って通信しています。
周囲の家が同じチャンネルを使っていると、干渉して電波が弱くなることがあります。
隣の家が空いているチャンネルを使っていると、その分強く安定した電波を出せるわけです。

📱対策アプリ:スマホアプリ「WiFi Analyzer」などでチャンネル状況を確認できます。


理由⑤:中継器・メッシュWi-Fiを使っている

最近は「メッシュWi-Fi」や「中継器」を使って家中に電波を張り巡らせる家庭も増えています。
その場合、電波の届く範囲が広がり、隣家まで届くこともあります。
あなたの家の電波が弱くても、それは単に中継器を使っていないからかもしれません。


3. Wi-Fi電波を強く・快適にする対策

✅ ルーターの設置場所を見直す

・壁際・床置きは避け、部屋の中央・高めの位置に。
・ルーターの周りを整理して、電波を遮るものを減らす。
・電子レンジやBluetooth機器の近くは避ける。

✅ 新しいルーターに買い替える

Wi-Fi 6対応ルーターは通信が速く、家族全員の同時利用にも強いです。
古い機種(Wi-Fi 4など)を使っているなら、思い切って更新するのがおすすめ。

✅ 周波数帯を使い分ける

・距離が近い機器→5GHz帯
・遠い部屋の機器→2.4GHz帯
このように分けると、全体の通信が安定します。

✅ チャンネルを自動設定にする

多くのルーターには「自動チャンネル選択」機能があります。
これをONにしておけば、混雑を避けて最適な帯域を自動で選んでくれます。

✅ メッシュWi-Fiの導入も検討

広い家や二階建てなら、メッシュWi-Fiが効果的です。
複数のアクセスポイントで家中をカバーし、どこでも安定した通信が可能になります。


4. それでも電波が弱いときのチェックリスト

  • □ ルーターの設置場所は最適か
  • □ ファームウェアを最新に更新しているか
  • □ 他の電子機器の干渉はないか
  • □ ルーターが古すぎないか(3年以上前なら買い替え検討)
  • □ インターネット回線自体が遅くなっていないか

それでも改善しない場合は、回線業者やITサポートに相談してみましょう。
意外と「配線不良」「設定ミス」といった単純な原因であることも多いです。


まとめ

  • 隣の家のWi-Fiが強いのは、ルーターの位置・性能・周波数帯などが理由。
  • 電波の強さ=通信速度ではない。
  • 自宅でも設置場所や機器を見直せば改善できる。

Wi-Fiは今や生活のインフラ。
「なんとなく遅いな…」「隣の方が強いな…」と感じたら、
それは快適なネット環境にアップデートするチャンスです!


ご相談ください|「Wi-Fiが弱い」「接続が不安定」そんな時に

  • 自宅やオフィスのWi-Fiが「途切れる・遅い・つながらない」
  • どのルーターを買えばいいか分からない
  • 複数のデバイスをつないだら重くなってしまう
  • 社内ネットワークを安全・効率的に整えたい
  • Wi-Fiやネット環境の仕組みを全体的に見直したい

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