はじめに
- Aさん
- VPNつないだら、急にネットが遅い…ファイル開くのに1分かかるんだけど…😢
- Bさん
- それ、VPNのせい “だけ” じゃないかも!原因っていくつかパターンあるよ!
在宅勤務や外出先から社内システムにアクセスする時、よく登場するのがVPN。
便利な反面、「遅い」「切れる」「会議が止まる」などの困りごとも起きがちです💦
この記事では、ITに自信がない人でも迷子にならないように、
VPNが遅い・切れる原因と、まず見るべきポイントをシンプルにまとめます✅
後半では、情シス・管理者側のチェック観点も“分かりやすく”入れます。
そもそもVPNってなに?
VPNは、ざっくり言うと
「外のネットから会社のネットに“安全なトンネル”を作って入る仕組み」です。
イメージはこんな感じ👇
自宅PC ──(インターネット)── [暗号化トンネル(VPN)] ── 社内ネット/社内システム
ポイントは2つです。
1つ目:通信が暗号化される(盗み見されにくい)
2つ目:社内向けの仕組み(認証・制限)が絡むので、普通のネットより経路が増える
つまり、遅くなる要素が増えやすいのです。
VPNが遅い・切れる原因はだいたいこの3系統
まずは全体像を整理します🧭
原因は、大きく分けて次の3つに集約されます。
1)自分の回線・Wi-Fi側の問題
自宅Wi-Fiが混雑、電波が弱い、ルータが不調、通信が不安定…など。
2)VPNの“通り道”の問題(ルーティング・遅延・パケットロス)
会社までのネットの経路で混雑している、遠回りしている、途中で落ちている…など。
3)会社側(VPN装置・認証・ポリシー)の問題
VPNサーバが混雑、設定が厳しすぎる、セキュリティ検査で詰まる…など。
まずはここから!体感を悪化させる要因ランキング
「遅い」の正体は、単純な回線速度だけじゃなく、遅延やロスも大きいです。
体感に効く度(大きいほど影響大)
遅延(レイテンシ) ██████████
パケットロス █████████
Wi-Fi電波弱い ████████
VPNサーバ混雑 ███████
回線速度(下り) █████
端末性能(古いPC) ████
会議が止まる・RDPが固まる・ファイルが途中で落ちる
こういう症状は「遅延」「パケットロス」が原因のことが多いです。
よくある症状別:まずここを見てください
| 症状 | ありがちな原因 | まずやること(3分で) |
|---|---|---|
| VPNはつながるが遅い | Wi-Fi不安定、混雑、VPN経路が遠回り、VPN装置混雑 | Wi-Fiを5GHzにする/ルータ再起動/有線で試す |
| しょっちゅう切れる | 電波弱い、スリープ、省電力、VPNタイムアウト | 省電力OFF/画面閉じてもスリープしない/Wi-Fi距離短く |
| 会議だけ途切れる | 遅延・ロス、VPN経由で会議が通っている | 会議アプリはVPN外にできるか確認(管理者へ) |
| 社内サイトだけ開かない | DNS、社内向け名前解決、プロキシ、ルール | VPN接続中に社内サイト名を再入力/別ブラウザ |
| ファイル共有が激遅 | SMBが遅延に弱い、VPNの暗号化負荷、MTU | 小さいファイルで試す/ZIP化/MTU調整は情シスへ |
自分でできるチェック(ユーザー向け)
ここからは「誰でもできる順」に並べます😊
順番に試すだけで、原因がかなり絞れます。
1)Wi-Fiを疑う(最優先)
やること
・可能なら有線LANで接続して比較
・Wi-Fiならルータに近づく
・2.4GHzより5GHz(対応している場合)
チェックの目安
・有線だと安定 → Wi-Fi問題の可能性大
2)ルータ再起動
ルータは長時間稼働で不調になることがあります。
電源を抜いて30秒待って再起動。
3)端末の省電力設定を見直す
ノートPCで多い落とし穴👇
・画面を閉じたらスリープ
・省電力でWi-Fiが切れやすい
・一定時間でVPNが切れる
会議中や作業中は「スリープしない」にしておくのが安全です。
4)VPN接続の場所を変えて比較
・自宅 → テザリング(スマホ回線)で試す
・別のWi-Fiで試す
これで
「会社側」なのか「自宅側」なのかが切り分けできます。
もう一段深く:情シス・管理者が見るポイント
ユーザー側で改善しない場合、会社側の観点も重要です。
ここは “相談するときの言い方” にも使えます📣
1)VPNサーバの混雑(同時接続数・CPU負荷)
朝イチ、昼、夕方に遅いなら混雑の可能性。
「同時接続が増える時間帯だけ遅い」ならほぼこれです。
相談例
「毎日9時台だけ極端に遅くて、午後は普通です」
2)経路が遠回り(フル トンネルの影響)
設定によっては、社内システムだけでなく
“全部の通信” がVPNを通ることがあります。
そうなると
・Web閲覧
・会議
・動画
までVPN経由になり、重くなりやすいです。
改善の方向性
・必要な通信だけVPNを通す(分割トンネル)
・会議やクラウドはVPN外へ
※ここは会社の方針とセットなので、勝手に変えないのが大事
3)DNSの問題(社内サイトが開かない等)
VPN接続時に社内DNSを使う設定になっていないと、
社内サイトの名前が解決できず「開けない」が起きます。
相談例
「VPNはつながるけど、社内ポータルだけ名前で開けません」
4)MTU
「つながるけど、特定の操作だけ重い」「ファイル転送が途中で止まる」
こういう時にMTUが関わることがあります。
VPNは暗号化の分だけデータが増えるので、
途中で分割されやすく、環境によってはパケットが欠けます。
改善の方向性
・MTUの調整
・VPN方式や暗号化設定の見直し
・回線側の制限確認
5)セキュリティ検査がボトルネック
会社のセキュリティ方針で、VPN接続時に
端末状態チェック(アップデート、ウイルス対策、暗号化など)が入ることがあります。
この検査が重いと、ログイン直後が遅い、頻繁に再認証…などが起きます。
予防のコツ:トラブルを減らす運用
・自宅ルータは定期的に再起動(週1でもOK)
・Wi-Fiはできれば5GHz、仕事席はルータに近く
・大きいファイルはまとめてZIP、分割アップロード
・会議前にVPN接続状態を一度チェック
・不安定なときは「いつ・どこで・何が」だけメモ
メモ例
「10時台だけ遅い/会議が途切れる/自宅Wi-Fi、5GHz/VPNは接続できる」
これだけでも、調査が一気に進みます。
おわりに
VPNが遅い・切れる原因は、
「自宅回線」「通り道」「会社側」のどこかで詰まっていることがほとんどです。
一番の近道は、
“比較して切り分ける” こと。
有線やテザリングで試すだけで、原因がかなり見えてきます😊
ご相談ください|「VPNが遅い・切れる」そんな時に
・在宅勤務でVPNが頻繁に切れて仕事にならない
・社内サイトは開くのに、ファイル共有だけ激遅い
・会議が途切れるが、何が原因か分からない
・全社的に遅いのか、特定部署だけなのか判断できない
・会社のセキュリティ方針を守りつつ改善したい
当社では、「困った時に駆け込める、情報システムのかかりつけ医。」として、
現状の切り分けから改善提案までサポートしています。
まずはお気軽にご相談ください😊
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