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【1台を賢く使う】Windowsで「複数ユーザーを使い分ける」ってどうやるの?

はじめに|「パソコンを家族や同僚と共用している」あなたへ

Aさん
家族で1台のパソコンを使っているけど、ファイルがごちゃごちゃして困る…
Bさん
仕事用とプライベート用のアカウントを分けたいけど、どうやるの?

実はWindowsには“ユーザーアカウント”という仕組みがあり、ひとつのPCを複数人で安全・快適に使い分けることができるんです。
でも、「どこで設定するの?」「アカウントの種類って何が違うの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ITが苦手な方でもすぐ理解できるように、Windowsで複数ユーザーを使い分ける方法をわかりやすく解説します。
家族・チームでパソコンを安全に使いたい方は、ぜひ参考にしてください!


1. 「複数ユーザー機能」ってなに?

まず基本から整理しましょう。
Windowsでは1台のPCに複数のユーザーアカウントを登録できます。

これにより、同じパソコンを使っていても、

  • デスクトップの壁紙や設定が人ごとに違う
  • それぞれのファイルやメールが分かれて保存される
  • 他の人のデータを勝手に見たり消したりできない

といった仕組みで、まるで自分専用のパソコンのように使えるのです。

💡たとえば…

  • 家族で共用する家庭用PC
  • 社員が交代で使うオフィスPC
  • 子どもの学習用アカウントを作りたいとき

こうしたケースでは、「複数ユーザー」を活用することでセキュリティも利便性も大幅にアップします。


2. アカウントの種類を理解しよう

Windowsのユーザーアカウントには、大きく分けて2種類あります。

■ 管理者アカウント(Administrator)

すべての操作が可能な“親”アカウント。
アプリのインストールや他ユーザーの管理など、PCの設定全体をコントロールできます。

■ 標準ユーザーアカウント(Standard User)

日常利用向けの“子”アカウント。
アプリの実行やファイル編集はできますが、PC全体に影響する設定変更はできません。

💡家族や同僚と共用する場合は、「管理者1人+標準ユーザー複数人」の構成がおすすめです。


3. 新しいユーザーを追加する方法

ここからは実際の操作を見ていきましょう。
(Windows 10/11共通の基本手順です)

手順①|設定を開く

  1. スタートボタン → 設定(歯車アイコン) をクリック
  2. 「アカウント」 → 「家族とその他のユーザー」を選択

手順②|新しいアカウントを追加

  1. 「その他のユーザーをこのPCに追加」
  2. Microsoftアカウントを使う場合はメールアドレスを入力。
    持っていない場合は「このユーザーのサインイン情報がありません」を選び、ローカルアカウントを作成。

手順③|権限を設定

  1. 作成後、アカウント名をクリックし、「アカウントの種類の変更」から“標準ユーザー”または“管理者”を選びましょう。

これで新しいユーザーの登録が完了です!


4. アカウントの切り替え方

登録したユーザーは、次の方法で簡単に切り替えられます。

  • スタートメニュー → プロフィールアイコン → 他のユーザーを選択
  • または Ctrl + Alt + Del → ユーザーの切り替え

ログアウトせずに作業を引き継げる「ユーザーの切り替え」機能もあり、複数人で順番に使う際に便利です。


5. 家族で使うときのポイント

家庭で使う場合は、お子さん用アカウントの設定が特に重要です。

💡Microsoft Family機能を活用

  • 利用時間の制限
  • コンテンツ(サイト・アプリ)のフィルタリング
  • 利用レポートの確認

ができるので、安全にインターネットを使わせることができます。

設定手順:
「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」→「オンラインで家族の設定を管理」


6. 仕事で使うときのポイント

会社やチームで共用PCを使う場合は、セキュリティ面で次の点を押さえましょう。

  • パスワード必須(PINやWindows HelloもOK)
  • 管理者アカウントをむやみに共有しない
  • データ共有はOneDriveやTeamsなどクラウドを利用

特に業務用では、アカウントごとにアクセス権限を制御しておくことで、情報漏えいや誤操作によるトラブル防止につながります。


7. ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違い

項目ローカルアカウントMicrosoftアカウント
サインイン方法PC内で完結Microsoftアカウント(例:@outlook.com)を使用
同期機能なしOneDrive・Edgeブックマーク・設定など同期可能
セキュリティシンプル(PIN推奨)2段階認証などでより安全
おすすめ利用シーン家庭内での限定利用複数デバイスでの利用・クラウド連携

8. よくあるトラブルと対処法

Q1:パスワードを忘れた!

→ Microsoftアカウントならオンラインでリセット可能。ローカルアカウントの場合は「パスワードリセットディスク」が必要です。

Q2:ログイン時に他ユーザーが表示されない

→ 管理者アカウントで「設定>アカウント>その他のユーザー」から削除・再登録を行いましょう。

Q3:アカウント間でファイルを共有したい

→ 「Cドライブ>Users>Public」フォルダを使えば、共用ファイルを簡単に受け渡しできます。


9. セキュリティと快適さを両立するコツ

  • アカウントごとにパスワードを分ける
  • 不要なアカウントは削除
  • 管理者アカウントでの作業は最小限に
  • Windows Update・ウイルス対策を定期的に実施

こうした基本を守るだけで、トラブルの9割は防げます。


まとめ

ポイント内容
✅ 複数ユーザーで安全に使える家族・チームで1台を共有しても安心
✅ アカウント権限を分ける「管理者」と「標準ユーザー」で安全性アップ
✅ Microsoftアカウントで便利にデータ同期やセキュリティ強化が可能

「同じパソコンを使っているのに、自分の環境が守られている」
――それが、Windowsの複数ユーザー機能の最大の魅力です。

もし「設定がうまくいかない」「アカウントが消えた」などのトラブルがあれば、プロに相談するのが安心です。


ご相談ください|「アカウントがうまく切り替えられない」「ログインできない」そんな時に

  • ユーザーアカウントやパスワードの設定がうまくいかない
  • 権限の違いがわからず、ファイルが見られない/共有できない
  • Microsoftアカウントの連携や同期エラーを解消したい
  • 家族や社員ごとに安全に使える仕組みを整えたい
  • ITまわりの設定をまとめて相談したい

当社では、「困った時に駆け込める、情報システムのかかりつけ医。」として、幅広くサポートいたします!
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