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【危険】「https://」がないサイト、なぜ危ない?

はじめに|「https://」がないサイト、あなたは気にしたことがありますか?

Aさん
このサイト、なんか“保護されていません”って出てるけど、大丈夫かな?
Bさん
まぁ有名サイトっぽいし、見ても平気でしょ

…そんな会話をしたことはありませんか?

最近では、ネットショッピングや予約サイト、SNSなど、あらゆる場面で個人情報を入力する機会が増えています。
でも実は、「https://」がついていないサイトを使うのはとても危険。

この記事では、初心者の方にも分かりやすく「httpsとは何か」「httpサイトが危険な理由」「どう見分ければいいのか」を解説します。


「http」と「https」の違いとは?

まず基本から確認してみましょう。

✅ httpとは?

「http(Hyper Text Transfer Protocol)」は、Webサイトとあなたのブラウザが通信するためのルールのこと。
昔からインターネットで使われている仕組みで、サイトのURLの先頭に「http://」と書かれています。

ただし、httpは通信内容が暗号化されていません
つまり、あなたが入力したID・パスワード・住所などが“そのままの文字列で”ネット上を流れるのです。

✅ httpsとは?

「https(Hyper Text Transfer Protocol Secure)」は、httpに「セキュリティ(Secure)」を追加したバージョンです。
通信内容を暗号化し、第三者が盗み見たり改ざんしたりできないよう守ってくれます。

つまり、

  • http → 丸見えの郵便はがき
  • https → 封筒に入れて送る手紙
    のような違いです。

「https://」がないサイトが危険な理由

1. 通信が盗聴される可能性がある

httpサイトでは、ログイン情報やクレジットカード番号が暗号化されずに送信されます。
悪意のある第三者がネットワークを盗み見ることで、個人情報が漏洩する恐れがあります。

特に、フリーWi-Fiなど誰でも接続できるネットワークを使っている場合は要注意。
通信が盗まれる確率は格段に上がります。


2. 偽サイト(フィッシング詐欺)の温床になる

「https://」がないサイトの中には、本物そっくりの偽サイトもあります。
見た目は有名ブランドや銀行のサイトにそっくりでも、実際には悪意のある第三者が作ったもの。
IDやパスワードを入力すると、そのまま盗まれてしまいます。

最近では「https://」のように見せかけた“見せかけURL”を使うケースもあるため、油断は禁物です。


3. 改ざんやマルウェア感染のリスク

httpサイトは通信が暗号化されていないため、途中でデータを改ざんされる可能性があります。
悪意あるコードを仕込まれ、ウイルスやマルウェアが自動的にダウンロードされることも。

たとえば、

  • 閲覧中に突然広告や警告が出る
  • クリックしていないのに別サイトへ飛ばされる
  • ブラウザが勝手に再起動する
    といった現象が起きたら要注意です。

4. 検索順位にも悪影響

Googleをはじめとする検索エンジンは、https化されたサイトを優先的に評価しています。
逆にhttpサイトは「安全性が低い」と判断され、検索結果で上位に出にくくなるのです。

つまり、「https://」がないだけで、信頼性にも集客にもマイナスになるということ。


「https://」の確認方法

「安全なサイトかどうか」を見分けるポイントは、とても簡単です。

🔍 1. URLの頭をチェック!

ブラウザのアドレスバーに「https://」と書かれているか確認しましょう。
「http://」だけのサイトは要注意。


🔒 2. 鍵マークの有無を確認!

Google ChromeやSafari、Edgeなどのブラウザでは、httpsサイトには鍵マークが表示されます。
(最近のブラウザでは「保護された通信」などの表記が省略されることもありますが、鍵マークがないサイトは警戒を。)


🛑 3. 「保護されていません」と表示されたら要注意!

URLバーに「この接続は保護されていません」と出る場合、絶対に個人情報を入力してはいけません!

特に「お問い合わせフォーム」や「ログインページ」でhttpのままになっているサイトは非常に危険です。


もし“httpサイト”を使ってしまったら?

▪️ 1. パスワードをすぐ変更する

ログインや登録をしてしまった場合は、早めにパスワードを変更しましょう。
同じパスワードを他のサービスでも使っている場合、すべて変更を。

▪️ 2. クレジットカードの利用明細を確認

万が一、不審な請求があったらカード会社にすぐ連絡を。
利用停止や再発行の手続きを行いましょう。

▪️ 3. セキュリティソフトを最新の状態に

ウイルス感染やフィッシング被害を防ぐために、常に最新版を維持することが大切です。


企業側がhttpsを導入すべき理由

1. 顧客の信頼を守るため

顧客の個人情報を守るのは、企業の最低限の責任です。
SSL証明書を導入して通信を暗号化すれば、サイト訪問者も安心して利用できます。

2. 検索順位・ブランドイメージの向上

Googleが「httpsをランキング要因に含めている」と明言しており、SEO対策の一環としても必須です。
「https://」があるだけで、“きちんとした会社”という印象を与えることができます。

3. 法令・ガイドライン対応にも有効

近年では個人情報保護法やガイドラインにおいても、通信の暗号化が推奨されています。
企業の信頼性・法令順守の観点からも導入は避けて通れません。


まとめ|「https://」がついている=安全の第一歩!

  • 「http」は通信が丸見え、「https」は暗号化されて安全
  • 鍵マークのないサイトで個人情報を入力してはいけない
  • 企業はhttps対応で信頼とSEOを守るべき

「https://」があるからといって100%安全とは限りませんが、ないサイトは“危険信号”です。
ちょっとした確認で、自分も会社も守れることをぜひ覚えておきましょう。

インターネットは便利ですが、「安全に使う」ためには正しい知識が欠かせません。
特に“https://”の有無は、あなたの情報を守る大切なポイント。
次にサイトを開くときは、ぜひアドレスバーをチェックしてみてくださいね!


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