はじめに|「自分は関係ない」と思っていませんか?
- Aさん
- 情報漏えいって、ニュースで見るやつですよね?
大企業がハッキングされた、みたいな… - Bさん
- うんうん。正直、自分にはあまり関係ないと思ってます。パソコンも詳しくないし、怪しいことはしてないし…
そんなイメージを持っていませんか?
実は、情報漏えいの多くは特別なハッキングではなく、日常のちょっとした行動から起きています。
- 間違えてメールを送ってしまった
- パスワードを使い回していた
- USBメモリをなくした
- 自宅のWi-Fiを何となく使っていた
こうした「誰でもやりがち」な行動が、情報漏えいの原因になることも少なくありません。
この記事では、
「情報はどこから漏れるのか?」 「なぜ気づかないうちに起きるのか?」 「今日から何を気をつければいいのか?」
を、ITが苦手な方にも分かるように解説します。
情報漏えいとは?ざっくり言うと何が起きている?
情報漏えいとは、
本来は外に出てはいけない情報が、第三者に知られてしまうことです。
たとえば…
- 顧客の名前・住所・電話番号
- 社内資料や見積書
- IDやパスワード
- メールの内容や添付ファイル
これらが、
意図せず・知らないうちに・外部へ流出する
これが情報漏えいです。
ポイントは
👉「悪意がなくても起こる」
👉「気づいた時には手遅れなこともある」
という点です。
情報はどこから漏れているの?主な5つの原因
① メールの誤送信(一番多い)
最も多い原因がメールの送信ミスです。
- 宛先を間違えた
- CCとBCCを間違えた
- 添付ファイルを間違えた
- 古い資料をそのまま送った
「たった一通のメール」が、大きなトラブルにつながることもあります。
② パスワードの管理ミス
- 同じパスワードを使い回している
- メモ帳や付箋に書いている
- 簡単な文字列(1234、password など)
これらは、第三者に推測・盗用されやすい状態です。
一つ漏れると、
👉 メール
👉 クラウド
👉 社内システム
芋づる式に被害が広がることもあります。
③ USBメモリ・ノートPCの紛失
- USBメモリを落とした
- ノートPCを電車に置き忘れた
- 自宅で家族が触れる状態だった
中にデータが入っていれば、それだけで情報漏えいになります。
特に暗号化されていない端末は非常に危険です。
④ 自宅・フリーWi-Fiの利用
カフェやホテルの無料Wi-Fiは便利ですが、
通信内容を盗み見されるリスクもあります。
- ログイン情報
- メール内容
- 送信したデータ
が第三者に見られる可能性もゼロではありません。
⑤ ウイルス・不正アクセス
- 添付ファイルを開いた
- 怪しいリンクをクリックした
- 偽の警告画面を信じてしまった
こうした行動から、
知らないうちに情報を送信してしまうケースもあります。
「ハッカー」より怖いのは、実は身近なミス
ニュースでは「不正アクセス」「サイバー攻撃」が目立ちますが、
実際には内部の操作ミス・管理不足が原因の割合は非常に高いです。
つまり、
特別な知識がなくても
誰でも情報漏えいを起こしてしまう可能性がある
ということです。
今日からできる!情報漏えいを防ぐ基本対策
✔ メール送信前に「一呼吸」
- 宛先は合っている?
- 添付ファイルは正しい?
- 社外に送っていい内容?
送信前の確認が最大の対策です。
✔ パスワードは「使い回さない」
- サービスごとに違うもの
- 推測されにくい文字列
- 定期的な変更
これだけでもリスクは大きく下がります。
✔ 持ち出す端末・USBに注意
- 本当に持ち出す必要があるか
- 暗号化されているか
- 紛失時の対応ルールはあるか
「万が一」を想定しておくことが重要です。
✔ Wi-Fiは「安全な場所」で使う
- 会社や自宅の管理されたWi-Fi
- フリーWi-Fiでは重要作業をしない
これだけでも被害を防げます。
まとめ|情報漏えいは「特別な事故」ではない
情報漏えいは、
- 誰かが悪いことをした結果
- 大企業だけの問題
ではありません。
日常の小さな油断や思い込みから、誰にでも起こり得ます。
だからこそ
- 正しく知る
- 少し気をつける
- 困ったら相談する
この積み重ねが、最大の防御になります。
ご相談ください|「情報漏えいが不安」「何から対策すればいいか分からない」そんな時に
- 情報漏えい対策をしたいが、何が危険なのか分からない
- 社内でのメール・パスワード管理に不安がある
- テレワークや自宅Wi-Fiの安全性を見直したい
- セキュリティ事故を未然に防ぎたい
- 社員が安心して使えるIT環境を整えたい
当社では、
「困った時に駆け込める、情報システムのかかりつけ医。」として、
ITやセキュリティに不安を感じる方にも分かりやすく、丁寧にサポートいたします。
「これって情報漏えいになるの?」
「今のやり方で大丈夫?」
そんなちょっとした疑問からでも大丈夫です。
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